Boyaです!
今回は独学で学んでいるNLPについて僕個人が学んだことをご紹介したいと思います。
簡単にNLPとはなにかをご紹介します。
NLPはNeuro-Linguistic Programmingと言われている心理学です。
NLPは「脳の取り扱い説明書」と言われており、各分野で傑出した人物の行動パターンをを解析し、脳の使い方を研究して作られた学問だそうです。
今回はまず脳の特徴についてご紹介したいと思います。
この脳の特徴を理解することで対人関係や仕事のパフォーマンス向上などが期待されると言われています。
それでは行ってみましょう!
脳の3つの特徴
快・痛みの原則 | 脳は快を求めて痛みを避ける |
焦点化の原則 | 意識は同時に2つ以上のことを捉えるのが苦手である、よって焦点化が起こる |
空白の原則 | 脳は空白を作るとそれを埋めようとする |
それではそれぞれもう少し詳しく説明してみます。
快・痛みの原則
脳は基本的に「快」を求め、「痛み」を避けます。
快とは、幸福、愉快、気持ち良い、心地よいなどを意味し、
痛みとは、身体的に痛み、不幸、不安、気持ち悪いなどを意味しています。
言い換えると、脳は
- 幸福を求めるが不幸を避ける
- 愉快を求めるが不愉快を避ける
- 気持ち良いを求めるが気持ち悪いを避ける
これらを無意識に行っているということです。
例えば、同じ職場にいる社員2人いたとした場合、
1人はその職場で自己実現を達成しどんどん昇進していきました。
もう一人はどうしても気が合わない上司の強烈なパワハラを受けて心身共に衰弱しきっている状態でした。
前者は自分を自己成長・自己実現してくれた職場なのでとても気持ちの良い場所といえます。
一方後者はパワハラの温床となっている職場なので身の危険を感じ近づきたくもない場所といえます。
自分にメリットを感じる場合は積極的に行動しますが、危険と感じる場合は距離を置こうと無意識に行われます。
後者は自己防衛本能とも言えるでしょう。
この原則を理解することで、対人コミュニケーションにおいても、ご自身が相手にとって「安心・安全の存在であるかどうか」を体感させることでその後も付き合いが継続するかが決定されます。
ビジネスにおいても同じことが言えるでしょう。
たとえセールスマンであっても押し売りのような印象しかもたれなかったとしたら買いたいと思う人はごく少数になります。
焦点化の原則
人間の意識には顕在意識と潜在意識があります。僕たちは普段顕在意識で生活をしています。
しかし、顕在意識は並行処理が苦手なため、極力情報を絞り込んでコントロールできる状態を作りやすくする性質があります。
そのため、意識を集中したものに対して情報を取得してそれ以外は気づいてすらいないという状態ができます。
これが焦点化の原則です。
仮に全ての情報を脳が処理しようとすると物凄い量のエネルギー消費量で人間は一気に餓死してしまうそうです。
同じ出来事でも人によって異なる視点を持っているのは価値観などによって当てている焦点が異なるからです。
また、ADHDの方が物忘れや集中できないというのは、脳の焦点化が転々と切り替わっているからだという話を聞いたことがあります。
この焦点化の原則を理解しているとネガティブな出来事が起きた時も焦点を変えることができると受け流せたり、ポジティブ思考に切り替えることができます。
無意識にやってる人は多いかもしれません。
嫌なことが起きたら、全く関係ないものに一点集中して、楽しいことを考えるようにするです。
嫌なことに捉われていると何を考えてもそこから抜け出せません。
そのため、全く関係のないことに集中します。気持ちを切り替えるためのトリガーですね。
飛んでいる鳥や、設置されている時計などに一点集中して構造を分析したり、哲学してみたりするのもアリかもしれませんね。
そして、集中しきったら楽しいことを思い出したり、取り組んだりしてみると気持ちの切り替えが完了します。
あまりにも重いトピックだと難しいですが、普段から小さな嫌なことで練習していると大きなものも処理できるようになります。
空白の原則
脳は空白を作るとそれを埋めようとします。
「空白」とは「わからない状態」のことを意味しています。
「わかっている」と「わからない」の大きな違いは自分でコントロールできる内容なのか未知の領域なのかを意味しています。
「わからない」という状態はコントロールできない状態を意味しており、安心・安全を求める性質を持つ脳にとっては極めて危険な状態と判断されています。
人間の脳は、よくわからない出来事に遭遇した場合、その多くは自動的に過去の記憶や経験、体験を総動員して理解しようとフル回転します。
一方で、理解するのは無理そうだと実感した時には逃避する(諦めて距離を置く)ような性質があります。
この空白の原則を活用することにより自身の好奇心や探究心に利用したり、成果と成長を段階的に実感させモチベーションを上げていく成長プログラムにも役に立てると思います。
また、疑問点を持つということは空白を埋めようと全力で頭を回転させているということになります。
疑問点を質問しやすい雰囲気を持たせることで相手は全開で思考してくれるので、一言目から納得させるワードを伝えるのではなく、一言目に疑問点や質問したくなるようなツッコミどころを持たせることで、より理解が深まると僕はこのトピックを勉強する上で解釈しました。
まとめ
この3つの特徴を抑えることだけでも大分会話の仕方などに変化が出てきました。
また、自分が今どんな状態なのかも理解する上で役に立ちました。
今は嫌な焦点化しているから全く関係ないものに集中しようだとか、ボーッとしようなど考えるようになりました。
相手が一生懸命自分の説明を聞いて、根掘り葉掘り質問してきているのは、空白を埋めるために全力で思考してくれているんだなと感じるようになりました。
その空白を埋めるために自分もできる限りの情報を発信しようとか、どのくらいの理解度なのかを把握するためにこちらからも質問してみるなどで会話がどんどん進んでいくようになります。
これらの原則は他者を巻き込んだ戦略にも利用できるため、理解して活用することで興味を持たれるようになります。
今回は僕が個人的に勉強した内容をアウトプットしたため、公式の内容とは大分異なると思います。
僕個人の解釈をたくさん盛り込んでいいますのでご了承ください。
NLPに興味のある方は是非日本NLP協会で正確な情報に触れてみてください。
参考著書
マンガでやさしくわかるNLP 著者:山崎哲支
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マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション 著者:山崎哲支
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