Boyaです!
今回は独学NLPということで価値観や思い込み、トラウマなどを修正する方法についてご紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!
目次
NLPでいうプログラムとは
ある出来事に対して過去の経験に基づいて追体験や反応する一連の流れを指します。
(ここのニュアンスは正確には異なるかもしれません。。。あくまで僕が解釈した内容です)
例えば、犬恐怖症を例にすると
過去に犬に噛まれた経験があるとすると、犬を見かけたときに恐怖を感じたり、震えや冷や汗がでてくるような現象(反応)がでます。
これは過去に噛まれてしまって犬に対して恐怖を感じたため、自己防衛本能がそうさせているのです。
プログラムとは条件反射的に反応してしまう一連の流れです。
プログラムは物理的な反応だけでなく、思考的な反応も含まれます。
例えば、友人が約束の時間になっても待ち合わせ場所にこない。
「何の連絡もいれずに人を待たせるのは非常識だ」
と怒りを感じた。
これもプログラミングです。
「子供の頃から遅刻はしていけない。」
「社会人として遅刻は非常識」
など社会生活をしていると「常識」として認識します。
しかし、この時の遅刻は止むを得ない事情があったのかもしれません。
事実を確認する前に反射的に思考していることもまたプログラミングなのです。
プログラムの仕組み
ある過去の時点で体験し、プログラミングされます。
時間が経過して似たような出来事が起きると、プログラミングによって再度体験を呼び起こされます。
プログラムは無意識(潜在意識)によって作られます。
人の幸・不幸を決定するプログラムは無意識(潜在意識下)にあるのです。
では無意識がなぜプログラムを作るのでしょうか。
それは安心・安全のためなのです。(自己防衛本脳ともいうのでしょう)
脳は「安全な環境を求め、危険な環境を避ける」プログラムを作り込むことで生存しようとするのです。
意識と無意識の特徴
仕事などをあれこれ考えている時、意識が鮮明ではっきりしているのを感じるでしょう。
じつはこうやって何かを考える時(思考を使っている時)に私たちは「言葉(言語)」を使って考えています。
言葉が頭の中に活発に働いているのです。
それに対して、頭の中に言葉がない時はボーッとしていることが多いのではないでしょうか。
これが無意識的ということです。
このような無意識の時、人間はより身体感覚がはっきりした状態になります。
注意が思考に向いていない時、より手足の感覚などが鮮明になります。
従って無意識=体=感覚といえます。
無意識下にあるプログラムは気づかないことが多いという特徴があります。
「気づく」とはそれを言語化することを意味します。
私たちは言葉を通して自分自身を理解しています。
これは無意識的な領域を意識化することを意味します。
プログラム(無意識)に翻弄されていたことを意識的にコントロールできるようにするということがNLPの目的の一つといえます。
ここでポイントなのは
決めるのは意識
やるのは無意識
ということです。
例えば、
喫煙したいと考えてはいるが、頭では「吸っちゃいけない」とわかっている(意識)、どうしても体が欲求してしまい、それを我慢するのは難しい(無意識)
一説によると「無意識」は「意識」の2万倍の力があると言われているそうです。
プログラムを作り出す3つの特徴
・プログラムは「快・痛みの原則」に従って作られる
・プログラムは「部分を全体に結びつける」ことによってできる
・プログラムは「インパクト」と「繰り返し」によってできる
プログラムは「快・痛みの原則」に従って作られる
悪しき習慣を変えるにはプログラムを変更する必要があります。
前述したとおり、無意識は「安全な環境を求め、危険な環境を避ける」ためのプログラムを作ります。
脳が安心・安全と判断するものは「快の感覚」。
脳が危険と判断するものは「痛みの感覚」として認知されます。
プログラムの大半は「快の感覚」「痛みの感覚」を結び付けることによってできています。
快・痛みの原則については下記記事でご紹介しているので是非ご閲覧ください。
プログラムは「部分を全体に結びつけること」によってできる
例えば、犬恐怖症の人は特定の犬種が苦手なのではなく、あらゆる犬種が苦手だったりするのも「プログラム」の特徴です。
これを「一般化」と呼びます。
一般化は「部分を全体につなげる」という意味です。
人間の中にはプログラムの中の一つである価値観や信念が無数にあります。これらも一般化された概念です。
プログラムは柔軟性に乏しく、X=Yといった杓子定規のような反応を作り出す特徴があります。
ストレスとなるプログラムが「体験」や「言葉」によってできた極端な「一般化」だとしたらどれも思い込みにすぎないかもしれまsねん。
真実は変えられませんが、思い込みは変えることができます。
人間のストレスの大半は思い込みによってできていることが多いと言われています。
プログラムはインパクトと繰り返しによってできる
「インパクト(強度)」とは「強烈な体験」を意味しています。
例えば、「犬に噛まれる」などの体験はインパクトが強いので、一度の「体験でプログラム化されます。
ここでいう「繰り返し」とは。
例えば、毎日母親に叱られるなど強烈なインパクトではないが、繰り返される印象によって繰り返される「言葉(言語)」によってできたプログラムです。
僕自身の経験で、以前の生活の中で家事の手伝いについて幾度となく繰り返しイライラされた経験があるため、家事を手伝いことに妙な義務感と恐怖を感じながら今もそれが出てしまうことがあります。
現在の妻は僕が怯えるように手伝う姿をみて「そんなに怖がらなくていいのよ。手伝ってくれてありがとう」と言葉を投げかけてくれます。
繰り返しネガティブな感情を紐づけてしまった結果、家事を手伝うことに対してネガティブな思考と反応が紐づいてしまっているのです。
まとめ
NLPプログラムは言われているプログラムは、ある出来事に対して過去の経験に基づいて追体験や反応する一連の流れと説明しました。
ポジティブなプログラムはそのまま継続して持ち合わせた方が良いですが、ネガティブなプログラムは修正しないと生きづらい生活に自身を追い込んでしまう可能性があります。
プログラムは無意識の領域で記憶されています。
人は無意識に快を求め、痛みを避けます。この原則に従ってプログラムするようになってます。
また、痛みを避けるために一般化することも特徴です。
強い印象(インパクト)や(極端な表現ですが)洗脳的な繰り返しによっても良くも悪くもプログラミングされます。
これらは自己防衛本能とも言えるのではないでしょうか。
2020/10/2追記
非常に勉強になるツイートのリプライを頂いたので補足します。
NLPは(プログラムによってできた)価値観という歪んだレンズを
・薄くする
・入れ替えてみる
・外してみる
をすることで、事実と解釈、事実と感情を切り分けて考えられるようになること
とコメントしていただきました。以前NLPの講師が説明してくれた時にこの「薄くする」という言葉を聞いた気がして非常に良い気づきを得ることができました。
まだまだ僕自身も勉強不足ですが、とても面白い学問なので理解を深めていきたいと思います!!
今回はNLPでいうプログラムについてご紹介しましたが、次回はそれをどのように修正するかに関する記事を書いてみたいと思います。
NLPに興味のある方は是非日本NLP協会で正確な情報に触れてみてください。
参考著書
マンガでやさしくわかるNLP 著者:山崎哲支
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マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション 著者:山崎哲支
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