Boyaです!
僕は今まで心理学には興味を示しませんでした。
ずっとITのお仕事をしてきたこともあり、IT技術にしか興味を示しませんでした。
うつ病になって膨大な時間を浪費する生活が始まり、IT技術をいくら学んでも自分のメンタルが回復することはできず、仕事にも復帰できずで自分が何をすれば少しでも前進するのか分からずぼーっと何年も過ごしていました。
そして、地道に分からないながらも社会復帰をしていく最中にNLPを知り興味を持ち始めました。
今回は10年前とは違ってNLPを勉強しようとしたキッカケや勉強してよかったことなどについてご紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!
NLPを勉強しようと思ったのはリワークがキッカケ







NLPは脳がもつ特性を理解した上で、出来事に対して様々な観点から観察して、様々な考え方から自分が生きやすくポジティブになれる思考を自ら導き出すための手法のように僕は感じました。
精神的なスピリチュアルな側面ではなく、科学的な観点が強いことから僕にとってはとても面白いと感じられたのだと思います。
出来事への考え方が変わった
NLPを学ぶことで出来事に対しての考え方が変わりました。
NLPの基本的な考え方でとても印象的だったのは、
出来事は無色透明である
全ての物事は全て自分の中に存在するフィルター(価値観など)によって生み出されているという考え方です。
例えば、「AさんがBさんに傷をつけた」という出来事をCさんが聞いた場合、瞬間的に「Aさんは悪い人だ」と反応してしまうのではないでしょうか。
暴力は悪という価値観は先進国家においては徹底されています。
この価値観もフィルターです。
しかし、戦争中の時代や紛争地域であれば、そのようなことは言ってられません。
同じ人間によっても育った環境によっては暴力を許容していかないと生きていくことすらできないのです。
僕たちが当たり前と思っている価値観である「人を傷つけることは悪」でさえもフィルター(価値観など)によって生み出されているのです。
そして、そのフィルターによって「反応」が異なるのです。
この例の場合、出来事を聞いたCさんは自分のフィルターによって
「Aさんは悪い人だ」
と反応を返していますが、別な価値観を持っている人だと
「状況を考えるとBさんの方が悪いよね」
と変わるかもしれません。当然、出来事に対する入ってくる情報によって味方が変わると思います。
しかし、なんであれ暴力は絶対悪だという価値観を持っている人の場合は、Aさんを許すことはないでしょう。
これは当事者であっても同じなのです。
ここで重要なのは、フィルターは変えられるということです。
言い換えると価値観は変えられるということです。
価値観を変えることによって反応を変えられるため、結果が変わってきます。
僕は自身を見つめ直していく中で出来事に対する感情や身体反応を起こしているのは価値観や経験による思い込みであるがほとんどであることを理解するようになりました。
世界を認識するメカニズム
実際にどのくらいフィルターが重なっているかというとパッと思いつく限りでも下記画像のようなフィルターは最低限あるのではないかと思います。
五感によるフィルター
自分自身の五感で感じ取った感覚です。個人差が大きいと思います。
人によって聞き取れる音や伝わる肌や味の感覚、見えている視覚能力は異なると思います。
社会的フィルター
住んでいる地域や育った環境によって価値観は異なるものです。
国よって大きな文化の違い、同じ国でも暖かい地域や寒い地域によって異なることは多いと思います。
寒い地域の場合、豪雪による買い出しができないことを想定して買いだめして備蓄を考えることは当たり前ではないでしょうか。逆に暑い地域ではあまり保存があまり利かないので、回転させてあまり貯め込まないようにするのではないかと思います。
住んでいる地域によって当たり前となる考え方が異なります。
色々な国でも寒い北の人間は冷たい、南の人間はのんびりしてるとよく聞きます。
宗教的な環境に育っているかによっても大分この社会的フィルターは異なると思います。
個人のフィルター
個人の育った環境、親や友人の影響などによっても大きく価値観が異なります。
家庭によって当たり前だと思ってた行事や食事内容が異なっているということは生活を共にすると明らかになることは往々にしてあるのではないでしょうか。
個人によって大きく異なる部分は、この個人のフィルターだと思います。
体験
何重ものフィルターを通して体験として実感していきます。
記憶やイメージとして残る
体験として記憶されたものを記録していきます。
このように何重ものフィルターを通して記憶しているので、フィルターを変化させたり、差し替えたりすることで出来事に対して体験の仕方が変わるという理屈を理解できるのではないでしょうか。
ネガティブ思考に対してどう向き合えば良いかわかってきた
ココがポイント
傷つくことを体験したものに対してはできる限り記憶に距離を置くようにすることでネガティブ思考から思考を遠ざけてイメージを抽象化するようになった
ここでいう距離の置き方というのがNLPのワークによって記憶のイメージを鮮明な状態から抽象的に崩したり、頭の中のイメージに距離を持たせたりすることで距離を置いたように自身に思わせたりすることができます。
あまりにも強烈な記憶の場合にはなかなか難しかったりします。
また、ストレッサーとなるものが人間関係や物である場合は、物理的に距離を置くという意味もあります。
頭の中のイメージと物理的な環境それぞれにおいて距離を置くことでポジティブ思考優位な心理状態を意識するようになりました。
ココがポイント
思い込みなどによって当てはめているフィルターはポジティブやニュートラルなものに変換できるようになってきた
思い込みなどでイメージを当てはめているフィルター(経験から推測してネガティブなイメージを体験しているような場合)はその価値観や思い込みをポジティブにすり替えたり、距離を置いたり、見方を変えたりしてポジティブ思考やニュートラルな状態になるように少しずつ変換できるようになってきました。
例えば、30代の殆どは無職でした。30代というと1番の稼ぎ時で年収の数字が1番のステータスであるだと思います。僕はそのように考えてました。
40代となり正職員になっても収入は決して高くありません。
同年代のバリバリ頑張っている昔の同僚と比べたら半分以下の年収です。
そんな30代の頃は昔の同僚や先輩達と比較して自尊心をどん底まで落としていました。
今も他者と年収で比べたら同じことになります。
しかし、今の僕は僕にしかできない経験を10年間通して、どん底からここまで這い上がってきました。
そして、こう考えるようになりました。

ココがポイント
ポジティブな思い込みをすることによって主体的な行動を起こしやすくなってきた。
ポジティブな思い込みをするようになったらNLPとしては一つの目標に到達したようなものです。
まだまだ僕もワークをこなしていないため、NLPの効果を最大限に体験していませんが、非常にロジカルで心理学なこの世界はまだまだ楽しめそうだとワクワクしています。
もっと本を熟読して実際にワークを積み重ねて訓練していきたいと思います。
この記事を通して少しでもNLP興味を持っていただけたら幸いです。
NLPに興味のある方は是非日本NLP協会で正確な情報に触れてみてください。
参考著書
マンガでやさしくわかるNLP 著者:山崎哲支
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マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション 著者:山崎哲支
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