Boyaです!
いざカウンセリングを受けようと思った時に


って思いませんか?
僕が初めてカウンセリングを受けた時、色々事情を伝えたつもりでしたがあっと言う間に時間が経って有意義な時間だったとは言えませんでした。
当然、相談に乗る側の腕に寄る部分もありますが、相談する側が話したいネタを整理されていると、より有意義な時間にできると思います。
僕個人がカウンセリングを経験してきて感じた内容を自分の考えとしてまとめてみました。
今回まとめた内容が全て正しいわけではありません。
あくまで僕個人の考え方であることをご理解の上、ぜひカウンセリングを受ける参考にして欲しいと思います。
それでいってみましょう!
こんな方におすすめ
- これらからカウンセリングを受けようと考えている人
- 自分がうつ病ではないかと考えている人
- なんとなくカウンセリングを受けてきたけどイマイチな人
カウンセラーに相談する前の心構え
最初に一番大事なことをお伝えします。
それは
1回目のカウンセリングでは終わらない
と言うことです。
数年間積み重なった辛い経験や気分、体調変化などを60分〜90分の間で全て伝えることは不可能です。
カウンセリングの初回は自分に合ったカウンセラーかどうかを判断するためにカウンセリングを受けてみるという意識で臨む方が良いと僕は考えます。
正直、何度もカウンセリングを受けることは怠いし、お金もかかります。
特効薬的にカウンセリングが効果を発揮すれば理想ですが、そう簡単にはいかないと僕は考えます。
しかし、精神病薬をいくら駆使しても自分自身の考え方の癖や激しい思い込みが原因で、ストレスを激しくしているのであれば薬ではどうにもなりません。
むしろ、薬を駆使すればするほど、自分の思考がぐちゃぐちゃになりかねません。
しっかり見つめ直すべき思考の癖を見つめ直すために、客観的な第三者の意見を聞く必要があります。
そこで実際に効果的にカウンセリングを受けるためにどんな話をしたらよいかを僕なりの考えと理由をご紹介したいと思います。
カウンセラーに何を話せばよいか?
症状や状態を正確に伝える
今現状でどんな状態でどのように辛い状態かを伝えます。
カウンセラーですので、状態を伝えたところで薬を処方してくれる訳ではありませんが、症状としてどんな症状が現れているかについてはできる限り正確に伝えた方が良いです。
ここで意識しておくべきは、
こんなに辛い状態だからどうにかして!
という思いを伝えるだけでは前に進まないと言うことです。
まず、どんな状態かを伝えないとクライアントの心理では何が起きているか推測がつけられず、カウンセラーも患者から何を引き出してどのようにアプローチしていくべきかを判断してもらう必要があるため、状態や状況を整理した上でカウンセラーに共有していきましょう。
症状が起きた出来事
ご自身が鬱状態に入ってしまうキッカケや出来事のトリガーが何かをしっかりと把握して共有することは非常に大切です。
これを正確に伝えることで一般的な対処法や対策をアドバイスしてくれることも期待できます。
トリガーとなってしまうことは大概辛いことを思い出すことになります。
整理することは非常に辛い作業になりますが、その辛い出来事を思い出したり、発生した時にご自身がどのような気分になるのかを正確に把握するようにしてみるとカウンセリングを受けた時に色々な気づきを得ることができると思います。
カウンセラーはこのストレスと感じている出来事の事実を整理してどのような受け止め方をしているのかを分析しているので、できるだけ正確にご自身の状態やキッカケを伝えるようにしましょう。
素直な感情
ここでのポイントは感情を隠さないことです。
前述までのポイントはどちらかいうと冷静さが必要な作業でしたが、ここではしっかりと自分が感じている負の感情を伝えることがポイントです。
必要に応じて感情を吐き出す必要もあります。
自己都合や他人を気にして感情を抑圧して感情を隠さないでください。
僕自身感情を抑圧しやすい人間だったので終始冷静にみられがちでしたが、涙と共に自分が抑圧していた感情を少しずつ解放しカウンセラーに共有していきました。
ここの部分はカウンセラーの腕の見せ所でもあります。
感情を解放し辛い人、心を開けない人にはなかなか打ち明けることはできないでしょう。
打ち明けやすい人なのか、心を開ける人なのかは素直な感情をオープンにできるかに依存します。
素直な気持ちをオープンにできない人にはカウンセリングをリピートしない方が良いと個人的には思います。
とはいえ、何回か通っているうちに打ち解けるケースもあります。
徐々に人間関係が深まっていくということはカウンセリングにおいても同じことが言えると思います。
少なくとも素直な気持ちを打ち明けやすそうかどうか、カウンセラーの所作も含めてしっかり様子をみてみましょう。
カウンセラーもクライアントの感情の大きさや発散、感情の抑圧など感情に対してどのように思考が影響しているかなどを分析していると思います。
そのため、しっかりと素直な感情を表現して正確な状態を伝えた方が良いと僕は思います。
正直な考え
感情と同様に負の感情が湧き上がった時の思考も隠してしまいたくなります。
こんなこと言ったら引いてしまうんだろうな・・・
という思考は特に蓋をしたくなります。
しかし、そういった思考が感情を引き起こしている可能性が高いため、カウンセラーには見せた方が良いです。
カウンセラーは友達ではありません。
カウンセラーは頼れる第3者です。
カウンセリングの目的はあくまで自身の極端な思考を見直してや感情を自分で整理できるようになることです。
カウンセラーに出来事に対する考え方について正直な思考を伝えることで思考の癖などを分析してもらい、客観的な立場の意見や共感を得ることで自分の考えを整理する支援をもらうことが理想だと僕は考えます。
カウンセラーとの会話例


最初の5分程度は緊張感を柔らかくするために雑談などを振ってくると思います。
その後に本題へ入っていきます。


(症状や状態を正確に伝える)
症状や状態を伝えると、具体的にどうやる気が起きないのか、電車そのものに乗るまではどうなのかなど、質問をされていきます。


(症状が起きた出来事)
ここでは仕事のミスがキッカケになっていますが、家庭環境でも上手くいっていないということも重要な要因になります。
キッカケがキッカケになり得た背景を伝えることで根本的な対策を立てやすくなります。


(素直な感情)
率直な感情によって今自分がどんな感情に支配されているのかを伝えることができます。
ここで良い人ぶろうしてもよくないです。情けなくても泥臭くても自分が抱いた感情を伝える方が良いです。


(正直な考え)
この正直な考えをしっかりと伝えることは非常に重要です。
何故ならば、この思考の部分で気持ちが低下している大きな原因が見つかります。
上記の例でいくと、「簡単なミスと本番でミス」を発生させたことは事実です。
しかし、皆んなに迷惑をかけたという部分は自分の思い込みになります。
メンバーが迷惑に思っているかどうかは断定できないし、仮にそう思ってたとしてもそこは他人の思考の領域なので、自分が踏み込む必要のない領分です。
「私が休んでいる間もみんな頑張っているのに本当に僕は社会人として失格」も完全に思い込みです。
休むことを認められていない企業はブラック企業です。
調子が悪いのに休んでいる人に対して、「社会人として失格」だという会社は即刻辞めた方が良い会社だと僕は思います。
一見、真面目な人なんだろうなと思うような考え方でも、思い込みによって自分自身を傷つけていることは往々にしてあると思います。
僕自身が上記の様なエピソードを持ち、自責の念が非常に強くどんどん生きづらくなり最後に会社に行けなくなりました。
僕が受けたカウンセラーさんはもっと会話も上手で話しやすかったです(笑)
なお、上記の例は紹介用に極端な会話のやりとりで表現させていただきました。
カウンセラーに話すポイント
時間が60分程度と決まっているので話すことを整理する必要がある
事実や出来事を整理しておくと正確に伝わりやすい
感情や思考は素直に正直にありのままを伝える
カウンセラーは解決策を提案するものではなく、解決策を自分で見つけさせることが目的
限られた時間の中で伝えていくことは非常に難しく全てを伝え切れるものではありません。
そのためにしっかり整理しておかないと時間ばかりが取られてしまい、本当に対策しなければならない思考の癖や思い込みにアプローチするまでに長期間必要となります。
カウンセリングも時間がかかってしまう大きな原因はクライアントが必要な情報を開示していないことだと僕は考えます。
正直、嫌なことを自分でまた思い出して他人に伝える行為は辛いです。
思い出したくもない出来事なら尚更です。
しかし、しっかりとカウンセラーにも伝えないことにはカウンセリングになりません。
他人に話すだけでも確かにだいぶ救われる部分はありますが、カウンセリングの一番到達しなければならない目標は自分自身で整理できるようになることです。
以前カウンセリングしてくれたカウンセラーさんが仰っていた言葉があります。
カウンセラーはクライアントの写鏡であり、究極はクライアント自身が自分のカウンセラーになることが目標です
カウンセラーに今後の人生をずっとサポートしてもらうわけにいきません。
そして、内容は違えど似た様なストレスレベルの嫌な出来事は今後も起こり得ます。
その時に同じカウンセラーさんが対応できる訳ではないのです。
他人に依存した生き方に誘導しては行けないということなのかもしれませんね。
そのために自分自身で整理する力、立ち上がる力を身につけるための支援する。
だからこそ、写鏡になる必要があるのかもしれないと僕は解釈しました。
僕は投薬治療だけでは決して自身のうつ病を克服することは難しかったでしょう。
リワークに通い生活のリズムを改めて、カウンセラーさんと面談してきたからこそ、自分を見つめ直すことができました。
それこそ何度も何度もカウンセリングを受けてきました。
皆様にとって一回一回のカウンセリングが回復に向かって前進することを祈っております。
一進一退しているような状況に感じられていても絶対に少しずつ前に進んでいます。
自分の回復のために行っている活動は無駄ではないことを忘れないでお過ごしください。
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僕はこれらのサプリメントを飲むようになってから10年近く経過しました。その結果、身体の健康が改善され始めました。料理をしない僕としては十分に栄養を摂取することができなかったため、偏食による栄養不足が不健康の大きな原因だったと思います。
コストパフォーマンスが非常に高く長期間飲んでいますが、特に身体の調子が悪くなることがないNow Foodsの製品を中心に飲んでいます。
ご参考にしていただき、まず身体の健康から改善して行ってみてください。